チャートの見方・考え方
株式投資で最も大切な指標の一つは株価水準です。過去何年かのなかで現在が高値水準にあるのか安値水準にあるのかを把握しておくことは相当の意味があります。
あるいは過去何ヶ月のうち、どんな水準なのか、さらには今日の値動きの中で今どの水準にあるかなど、長期短期ともに株価の動きを見ることはとても大切です。
このような過去の株価の動きをあらわすものを株価チャートといいます。株価チャートにはいろいろなものがありますが、もっともよく利用されているのがローソク足(四本値)といわれるものです。
ローソク足というのは、相場が開いたときに最初についた値段の始値、最後についた値段である終値、その日の高値、安値という四種類の値段を元に作り出す罫線です。これは日本経済新聞の相場欄にも毎日掲載されていますし、株式投資関連の雑誌などには必ずといっていいくらい掲載されているものです。
本来、株式投資は相場の先を読めなければ、成功できないものですが、相場の先を読むためには、企業業績や金利動向、個別の材料、投資家心理などを把握し、吟味することが必要です。
しかし、これらすべての要素を完全に吟味することは事実上、不可能に近いので先人たちは株価の動きだけを見て、買い場や売り場を判断する手段としてチャート(ケイ線)による投資法を編み出したわけです。
企業業績や金利動向などの経済ファンタメンタルズを分析して投資するのが理論的に思えるかもしれませんが、過去の株価の動きというのは誰の推測も含まない事実であり、これを基準に株式投資を検討する方法も有効な方法なのです。
「相場のことは相場に聞け」という格言もあるとおり、これはチャートの基本的な考え方です。