PERの見方
一般的に企業の力は、純利益(税引後の利益)で判断することができます。
純利益が前期と比べて上昇していれば、その企業は順調に伸びていると判断することができます。このことから株価を純利益と比べようという発想が生じました。
これがPERです。
たとえば、A社の現在の株価が500円だとします。
A社の前期確定の一株当たり利益が50円だとすればPERは10倍と計算されます。
同業のB社の現在の株価が1000円だとします。
B社の前期確定の一株当たり利益が80円だとすればPERは12.5倍です。
A社よりB社のPERのほうが高いですね。
これはA社よりB社の株価にほうが割高だということを意味します。
A社もB社も同業種で規模や知名度も同じなら割安なA社の株に投資した方がいいと一般的には言えるかもしれません。
しかし、他の要素を見た場合には必ずしも割安なA社の株に投資した方がいいとはいえない場合もあります。
たとえばB社は業界ナンバーワンの日本の代表的な企業で倒産の可能性はほとんどない。
片や、A社は業界5番手6番手の知名度のない堅実な企業だが、大きな経済状況の変化に耐えられるかどうかは不明。
だとしたら、B社の株価のほうが割高であることに理由があると考えることも出来ます。
また、PERは業種によっても平均が異なることを理解しておきましょう。
成長性の高い業種ほどPERは高くなるのが普通です。
さらに、当然ですがこれら以外の要因で株価が変動していることもあるので単純にPERだけで株価の判断をするのはリスクが大きいと言えるでしょう。
株式の銘柄を選択するときには総合的に判断しましょう。PERは株を選ぶさいの一つの指標に過ぎません。参考にはなりますが盲信してはいけないということです。